こんにちは、みさきです。
2025年3月10日に加藤清正が築いた難攻不落の城「熊本城」に行ってきました!
熊本城は日本三大名城の一つとして知られていますが、2016年に発生した熊本地震によって大きな被害を受けました。現在もまだ工事が続いており、復旧の様子も間近で見ることができました。
※以下の情報は2025年3月時点です。
熊本城の基本情報
大天守と小天守が並び建つ、熊本城。加藤清正が築城し、織豊系城郭の到達点を極めた城です。
明治10年(1877)に西南戦争開戦直前の火災により大天守・小天守ともに焼失しましたが、昭和35年(1960)に鉄筋鉄骨コンクリート造で再建。その後、平成28年(2016)の熊本地震で大きな被害を受けたものの、令和3年(2021)3月に天守閣は完全復旧。天守閣の最上階からは、熊本市内や阿蘇の山並みを見渡すことができます。
熊本城 | |
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別名 | 銀杏城 |
城地種類 | 平山城 |
築城年代 | 慶長12年(1607) |
築城者 | 加藤清正 |
天守の現況・形態 | 望楼型 三重六階地下一階 鉄骨・鉄筋コンクリート造(外観復元) |
住所 | 熊本県熊本市中央区本丸1−1 |
開園時間(通常期) | 9:00〜17:00(最終入園16:00) |
休園日 | 12月29日 |
入園料 | 高校生以上800円、小中学生300円 |
交通アクセス

熊本県には飛行機で現地入り。私、熊本県自体初めての訪問だったのですが、「阿蘇くまもと空港」ってとっても綺麗なんですね。空港とは思えないほどスタイリッシュさを放っていてびっくりしました(笑)

空港からは「空港特快」というバスに乗り、「桜町バスターミナル」で下車すると、熊本城近くまで一気に行けました。
- 阿蘇くまもと空港→桜町バスターミナル:空港特快バス約50分・1,000円(大人)
さすが熊本を代表する観光名所ですね。アクセスしやすい!
御城印の販売場所
御城印の販売箇所はこちら。
- 二の丸お休み処(無料区間)
- 本丸お休み処(有料区間)

私は天守閣近くにある「本丸お休み処」で購入しました。
料金は300円。

左側には熊本城を築城した加藤家の家紋「蛇の目」を、右側には後に熊本藩を治めた細川家の家紋「九曜紋(くようもん)」が押印されています。
また日付はすでに書かれていました。その日付の下にある印は、加藤清正の座右の銘「履道応乾(りどうおうけん:自らは一歩身を引いて自分の成すべきことをしていれば、道は必ず開けるという意味)」が押印されているそうです。
ちなみに、無料区間にある「二の丸お休み処」で販売されている御城印には、天守閣の透かし絵はありません。透かし絵があるバージョンを欲しい方は、「本丸お休み処」でご購入ください!
券売所

券売所は4〜5箇所ありましたが、城内に入出場ができる出入り口は北口券売所と南口券売所の2箇所のみ。ただし、北口は土日祝のみ開門とのことで、この日は平日だったので南口から入りました。

料金は高校生以上、一人800円。窓口は有人でPayPayで決済できました。
日本100名城のスタンプ場所
日本100名城のスタンプ場所は以下の4箇所。
- 二の丸
- 北口券売所
- 南口券売所
- 熊本城ミュージアムわくわく座

私は入場券を購入したこの南口券売所で押印。ただし、スタンプは大っぴらに置いていなくて、窓口の方に申し出たら、中からスタンプを出してくださいました!

熊本城の見どころ
それでは、熊本城内の見どころをご紹介します♪
加藤清正公の銅像

行幸(みゆき)橋近くには加藤清正公の銅像がありました。
長塀

坪井側沿いには約242mの長塀(ながべい)が残っています。国指定重要文化財で現存する城郭の塀の中では日本一の長さを誇るそうです。
桜の馬場 城彩苑

行幸橋から城内に入ると、すぐ左側に「桜の馬場 城彩苑」というエリアがあります。ここは20店舗以上の土産店・飲食店があり、昔の城下町を思わせる建物が立ち並んでいました。

私は一際人気だった「菅乃屋」というお店で、馬肉カレーパンと馬肉メンチカツを購入。お肉がジューシーでとっても美味しかったです☺︎
未申櫓

「桜の馬場 城彩苑」を抜けると、「未申櫓(ひつじさるやぐら)」がご登場。江戸時代には方角を干支の動物で表すことがあり、南西を意味する「未申(ひつじさる)」が名前に付けられたそうです。
明治時代に解体されましたが、平成15年(2003)に木造で復元されました。
数寄屋丸二階御広間

南口券売所から有料区間に入ると、すぐ見えるのが「数寄屋丸二階御広間(すきやまるにかいおんひろま)」。かつて能や茶会、歌会など接客の場として使われていました。
現在は熊本地震によって、下部の石垣がボコッと崩壊しています。
二様の石垣

回廊に沿って進むと、次は「二様の石垣」が見えてきます。古い石垣(写真右側)に新しい石垣(写真左側)を足すようにして築かれたそうです。このように時代の違う石垣を同時に見られることは珍しく、熊本城の特徴の一つなのだとか。
私はまだ城初心者なので石垣の時代が異なっているようには見えませんでしたが、こんなに高さがあるのに綺麗にカーブをさせながら石を積んでいて、昔の技術はすごいな〜と、ただただ思いました(笑)
連続枡形

「二様の石垣」のすぐ反対側には、「連続枡形」と呼ばれる石垣に囲まれた通路がありました。敵が天守閣まで上がって来られないよう、なんと6回も曲がり角があるそう。熊本城の防衛力の強さが伺えますね。
闇り通路

こちらは、「闇り通路」と呼ばれる地下通路。

地下通路があるのは、本丸御殿が2つの石垣を跨ぐように建っているためで、全国的にも珍しいそうです。謎に忍者気分が味わえました(笑)
天守閣

こちらが天守閣。望楼型の巨大天守と小天守からは、威厳を感じられます。熊本地震で被害を受けた天守閣ですが、地震から約5年後の2021年に修復が完了しました。
天守閣の入り口は地階1階にあり、入るとすぐに井戸がありました。

ここのフロアはかつて台所として使われていたそうです。
1階〜5階は、熊本城の前身である「隈本城」の歴史から天守閣の構造、城下町の整備、地震の被害と復旧など、熊本城について学べる展示が盛りだくさん。

博物館のようになっていたので好き嫌いが分かれると思いますが、私は現地でじっくりと学べる構成も好きなので、すごく楽しかったです。特に1・2階ではそれぞれ1時間近くも滞在しちゃいました(笑)

最上階の6階は展望フロア。

外には出られませんでしたが、熊本の市街地を一望できました。

裏から見た天守閣。やっぱりかっこいい。
宇土櫓

熊本城の第三の天守とも言われる「宇土櫓(うとやぐら)」。2032年の復旧完了に向けて修復中でした。
加藤神社

城内にある加藤神社。ここは熊本城の築城者・加藤清正を祀る神社です。

神社の奥の方には加藤清正お手植えの銀杏の樹がありました。ちなみに、天守閣前の広場にも大きな銀杏の樹があり、そちらも加藤清正が築城時に植えたと伝えられているそうです。

加藤神社からも天守閣はばっちり見えます!
最後に
初めての熊本城は想像したよりも雄大!!
天守閣以外にも城内は見どころたっぷりで、気づけば4時間も滞在しちゃいました(笑)
現在も復旧工事中なので、また数年後に行っても違った景色が見えておもしろそうですね。
熊本に行ったら絶対に見る価値ありです!
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