【日本100名城No.73】”広島城”登城記録!スタンプや御城印の場所もご紹介

日本100名城

こんにちは〜みさきです。

2025年5月16日に、中国地方の覇者・毛利輝元が築いた「広島城」に行ってきました!

広島城は老朽化や耐震強度不足などにより、2026年3月に閉城が確定しています。その前に訪問することができて本当に良かったです☺︎

※以下の情報は2025年5月時点です。

広島城の基本情報

広島城は、豊臣秀吉の支配下となった毛利輝元が郡山(こおりやま)から広島に拠点を移して1589年に築城。豊臣秀吉が安土桃山時代に現在の京都に建てた政庁・邸宅・城郭である「聚楽第(じゅらくだい)」を模したと考えられています。

また、本来の天守閣は望楼型の五重五階の大天守に二基の小天守を連ねた連結天守でした。1931年には国宝にも指定されたものの、1945年の原爆で倒壊。その後、1958年に外観が復元され、現在は旧国宝の位置になります。

*別名が「鯉城(りじょう)」になった理由は、一説によると、お城の付近一帯がかつて「己斐浦(こいのうら)」と呼ばれており、地名の「己斐(こい)」が魚の「鯉(こい)」に変わって、「鯉城」と呼ばれるようになったからだそうです。

広島城
別名鯉城(りじょう)
城地種類平城
築城年代天正17年(1589)
築城者毛利輝元
天守の現況・形態望楼型 五重五階 鉄筋コンクリート造(外観復元)
住所広島県広島市中区基町21−1
天守閣開館時間3月〜11月 9:00〜18:00
12月〜2月 9:00〜17:00
休館日2026年3月22日~閉城
入館料中学生以下無料、高校生180円、大人370円、65歳以上180円

交通アクセス

「広島バスセンター」からは徒歩で約10分〜15分、「広島駅」からは徒歩で約20〜25分ほど。どちらも実際に歩いてみましたが、全然歩ける距離でした♪

日本100名城のスタンプ場所

日本100名城のスタンプは、天守閣入口前に設置されています。

入館料がかかるお城の場合は大抵、館内にスタンプが置いてあるので、こうやって外にあるのは珍しいですね。

ボールペンなどの設置はなし。日付は後で記入しました。

御城印の販売場所

御城印は、天守閣1階のミュージアムショップで販売されています。

種類はいくつかありましたが、私が購入したのは家紋がデザインされたこちらの御城印。料金は300円でした。

家紋は上から毛利家の「一文字に三つ星」、福島家の「福島沢瀉(ふくしまおもだか)」、浅野家の「浅野鷹の羽(あさのたかのは)」です。

広島城の見どころ

それでは、広島城の見どころをご紹介♪

毛利輝元公の銅像

広島城を築城した毛利輝元の銅像。

御門橋

内堀(うちぼり)に架かる木橋「御門橋(ごもんばし)」。

現在の広島城の堀は、本丸と二の丸を囲む内堀しか残っていませんが、江戸時代は三の丸を囲む中堀、さらにその周囲にある外郭を囲む外堀、となんと三重の堀があったそうです。平城なので防衛力を高めるためですかね。

表御門・平櫓・多聞櫓・太鼓櫓

二の丸にある復元された建物「表御門・平櫓・多聞櫓・太鼓櫓」は、現在内部を無料公開中。

入り口は表御門の左横にある「平櫓」から。各建物の簡単な特記事項は以下の通りです。

  • 表御門(おもてごもん):戦前まで江戸時代以来のものが残されていたが、1945年の原爆により焼失。
  • 平櫓(ひらやぐら):表御門と多聞櫓を結ぶ。
  • 多聞櫓(たもんやぐら):太鼓櫓と平櫓を結ぶ長い櫓。総延長は35間(約63m)。
  • 太鼓櫓(たいこやぐら):太鼓で時を知らせ、城門の開閉の合図をしていた。

中に入ると、表御門〜平櫓〜多聞櫓〜太鼓櫓が全部繋がっていてびっくり。

薄暗い感じがリアルで良かったです(笑)

外から見ると、こんな感じ。

左から平櫓、多聞櫓、太鼓櫓です。

馬屋跡・ユーカリ

広島城の二の丸は、すぐに出撃できるよう馬出しの機能も持っていました。

その名残りである馬屋跡。石が置いてある間隔に馬一頭いたそうですが、実際に立ってみると、思ったより狭いなと感じました。

そして馬屋跡のすぐ近くにあるのが、被爆したユーカリ。

爆心地から約740mの距離で、二の丸にある建物が炎上するなか、生き残ったそうです。よく頑張ったね。

中御門跡

二の丸から本丸に渡るとあるのが中御門跡。

中御門は原爆により焼失。石が赤く変色しているのは、被爆時の熱よって焼けたからだそうです。よく見たらひび割れもしていました。ちなみに、真ん中の大きい石は鏡石で、登城者を威嚇する目的で使われたと言われているそうです。

広島護国神社

本丸下段エリアに入ると、すぐに目を引かれるのが「広島護国神社」。突然立派な神社があってびっくり!

広島城の別名「鯉城」にちなみ、二匹の鯉が仲睦まじく泳ぐ像がありました☺︎

ちゃっかり恋みくじをしてみると、結果は「中吉」!!良いご縁がありますように(笑)

余談ですが、神社前にある売店で購入したこちらの「桜の花ジェラート」。桜餅の味がそのまんまして、とっても美味しかったです。おすすめ♪

中国軍管区司令部の防空作戦室跡

そして神社のそばには、ひっそりと中国軍管区司令部の防空作戦室の跡地もありました。ここは太平洋戦争の末期に設けられ、暗号の解析や各部隊への通信を行っていた場所だそうです。建物の内部が少し見え、戦争の悲惨さが伝わってきました。

広島大本営跡

本丸上段エリアには、明治時代に設けられた広島大本営の跡地がありました。建物は原爆により倒壊し、現在は基礎などの石が残っています。

南小天守跡・東小天守跡

かつて連結天守だった頃にあった「南小天守」と「東小天守」の跡地。

二つの小天守は明治初期に失われたそう。

天守閣

さて、いよいよ天守閣です。1945年の原爆で倒壊した天守閣は、1958年に鉄筋コンクリート造で外観が再建されました。

五重五階の望楼型天守。木造らしさもあり、凛々しくてかっこいいです。

入場料は大人370円。良心的です。

天守閣の内部は資料館になっており、広島城の誕生から戦後の復興のことまで幅広く学べます。

たくさんの資料の中で一番気に入ったのは、こちらの「毛利家歴代当主肖像画」。

明治時代に描かれた絵とは思えないシュールさ!ちゃんと微妙にお顔が違います(笑)

そして広島城のキャラクター「しろうニャ」も発見。

あの、十分可愛いんですけど、日本のゆるキャラ文化ってお城にまで渡ってきてるんですね(笑)

最上階は、外に出てぐるっと一周できます。

上から見ると、堀の幅の大きさがよく分かりますね。弓矢は届かなさそう。

「ウォーリーをさがせ」並みに難しいですが、原爆ドームも目視できました。

堀越しに見る天守閣↓

夜、ライトアップされた天守閣↓

幻想的でとっても美しい。私は夜にライトアップされる天守閣もすごく好きなので、できるだけ見に再訪問しています(笑)

周辺おすすめスポット

縮景園

周辺のおすすめスポットは「縮景園」。

ここは福島正則に代わって広島城に入城した「浅野長晟(広島浅野藩初代藩主)」が別邸の庭園として、1620年に築成した大名庭園です。400年の歴史を持つ庭園は、豊かな自然と奥ゆかしさを感じられる心地良い場所でした☺︎

宮島

広島城から近くはないですが、広島と言ったら「宮島」ですよね。

今回十数年ぶり訪れたら、豊かな自然と神秘的なパワーにすっかり魅了されちゃいました(笑)

厳島神社はもちろんのこと、大聖院も圧巻です!

最後に

広島城は中国地方の覇者である毛利輝元に相応しい大城郭でした!

閉城前に見ることができて、本当に良かったです!!!


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