こんにちは〜みさきです。
2025年6月8日(日)に「浜田城」に行ってきました!
虫の餌食になりながらも、本丸から眺めた松原湾や日本遺産・外ノ浦はとっても美しかったです♪
※以下の情報は2025年6月時点です。
浜田城の基本情報
浜田城は古田重治によって、元和6年(1620)〜元和9年(1623)に築城され、長州藩の毛利氏に対する山陰側の牽制の城であったと考えられます。無城地(江戸時代の大名領地のうち、城を持たずに陣屋を構えていた領地のこと)であったため、一国一城令後でも新規築城が認められたそうです。
その後、慶応2年(1866)の第二次幕長戦争で落城し、現在は石垣などが残っています。
浜田城 | |
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別名 | 亀山城 |
城地種類 | 平山城 |
築城年代 | 元和6年(1620)〜元和9年(1623) |
築城者 | 古田重治 |
天守の現況・形態 | ー |
住所 | 島根県浜田市殿町123−1 |
入場料 | なし |
交通アクセス

浜田駅からバスで向かうと、浜田駅→城山公園前で下車し、時間は約25分、バス料金は190円。
私は浜田城に行く途中にある「たこ初食堂」でランチが食べたかったので、歩いて行くことに。
歩いた時間は大体30〜40分くらいでしょうか。ランチ休憩も挟んだので全然余裕でした☺︎
続日本100名城のスタンプ場所
続日本100名城のスタンプ場所は2箇所あります。
- 浜田市浜田城資料館
- 濱田護国神社社務所
私は観光協会の方から、「神社社務所のスタンプはだいぶ劣化してきて更新を検討中だから、資料館の方が綺麗に押せると思う」とこっそり教えていただいたので、浜田市浜田城資料館で押しました♪
浜田市浜田城資料館はこちら。とても歴史ある建物なので、詳しくは後述します。

入館料は無料。中に入ると、すぐにスタンプ台が置いてあります。


ばっちり、綺麗に押せました!!ご親切に教えてくださった観光協会の方に感謝です。
御城印の販売場所
御城印の販売場所は私が確認できただけでも2箇所ありました。
- 濱田護国神社社務所
- JR浜田駅1F 浜田市観光協会特産品販売所
私はこちらの濱田護国神社社務所で購入。

種類は2種類あります。

紙には浜田市の伝統的工芸品・石見和紙が使用されています。
ここまで和紙感が強い素材を他の御城印では、今まで見なかったので珍しいなと思いました。とっても御城印らしく、良い味が出ていますね。

印字されている家紋は歴代藩主、古田家の「丸に三つ引き」(右上)、松平周防守家の「蔦(つた)」(左上)、本多家の「立葵」(右下)、そして松平右近将監家の「丸に三つ葵」(左下)です。
浜田城の見どころ

それでは浜田城の見どころをご紹介♪
浜田市浜田城資料館(御便殿)
まずは続日本100名城のスタンプを押印した「浜田市浜田城資料館」。

こちらはかつて、後の大正天皇が1907年に山陰を行啓された際、浜田での宿泊施設として建築された御便殿です。現在は、浜田城や日本遺産である北前船寄港地・外ノ浦(とのうら)、御便殿の歴史について知ることができます。

大勢いらっしゃる人形のインパクトがすごかったです(笑)
駅鈴モニュメント
浜田市浜田城資料館のすぐ近くには、「駅鈴(えきれい)モニュメント」があります。
こちらのモニュメントは、第12代浜田藩主の松平康定が三重県松坂市の本居宣長に贈った駅鈴を模したものです。

駅鈴がきっかけで現在、遠く離れた島根県浜田市と三重県松坂市は友好的な協定も締結。ご縁を大切にする両市、とても素敵ですね。

濱田護国神社
浜田市浜田城資料館の方面からも濱田護国神社に上がれますが、私は鳥居をくぐりたかったので、Uターンして鳥居を発見。鳥居の目の前は交差点になっていて、車が普通に行き交う様子がなんだか異様でした(笑)

一つ目の鳥居を通り抜け、まっすぐ進むと、二つ目の鳥居を発見。こちらがようやく入り口です。

長〜〜い階段を登ると、御城印を販売している濱田護国神社社務所と本殿があります。
本殿の近くには「浜田藩追懐の碑」がありました。

浜田県庁の門
「浜田藩追懐の碑」の奥に進むと、「浜田県庁の門」がご登場!

実はこの門は、浜田城ゆかりのものではなく、置かれている場所も本来は門のない位置だそうです。
元々は津和野藩庁の門だったのが、明治時代に浜田県庁の正門として移築され、現在はこの場所に。
この位置から本丸に進みますし、浜田城には建造物がなにも残っていないので、個人的にはナイス配置!と拍手を送りたいです(笑)

ニノ門跡
「浜田県庁の門」をくぐると、このように立派な石垣がお目見え!

城内で最も高い石垣。

石垣に囲まれながら、石段を上るのってめっちゃワクワクしませんか!
まるで異世界にどんどん足を踏み入れているようで、冒険心が掻き立てられるんですよね(笑)
一人、ウッキウキな気分で堪能していたら、「ニノ門跡」に到着。

中には四角い空間があり、敵の進路を阻む構造である枡形虎口(ますがたこぐち)となっていました。

青々とした緑が相乗して、なんだかジブリっぽい!「天空の城ラピュタ」みたいですね。

本丸

こちらの階段を上ると、

やっとこさ本丸です。本丸はご覧の通り、あたり一面、緑の世界が広がっていました。

かつては、この場所に三重櫓と呼ばれる天守もあったそうです。

また、浜田城は平山城でありながらも海城と呼ばれるほど、海上交通を重視した城で、スペインの宣教師からも「立派な城である」と言われたようです。

確かに北側は松原湾や日本海、南から西側にかけては浜田川が流れていました。堀代わりにしていたそうです。

本丸から眺める湾はとっても美しかったです。6月という時期もあり、靴下や服の上からも虫に刺され、最初は抵抗していたものの途中から諦めてしまうほど、ただただ眺めていたい景色でした。

北前船寄港地として外ノ浦は、日本遺産に認定されています。

出丸

二ノ丸や本丸からは突き出した空間「出丸」がありました。

中ノ門跡

中ノ門は多門(多門造、渡門)とも言われ、門の上に屋敷があり、緊急時には家老が集まるなどの重要な門だったそうです。

周辺おすすめスポット
石見畳ヶ浦

浜田城を訪れたからには、ぜひ行っていただきたいのが「石見畳ヶ浦」。
石見畳ヶ浦は国の天然記念物にも指定されており、約1,600万年前の地層やノジュールという珍しい岩など、興味深い地質をたくさん観察することができます。

私はここで同じく一人旅、歳も近い長崎出身の女の子と仲良くなり、ウユニ湖を模した写真を撮ったり、ハート型の化石探しをしたり、初対面なのにとても楽しく遊びました(笑)
まさに一期一会の出会いだったなぁ☺︎
最後に
リュック一つ背負って、突然訪れた浜田城。
私にとっては冒険みたいな旅でしたが、ここで出会った方々が気さくで優しくて、思い出深い場所となりました☺︎
本丸から眺める景色が素晴らしいので、ぜひ行ってみてください♪
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