【日本100名城No.1】根室半島チャシ跡群の登城記録!スタンプや御城印の場所、見どころをご紹介

日本100名城

こんにちは〜みさきです。

2025年10月7日(火)に北海道根室市にある「根室半島チャシ跡群」に行ってきました!北海道初上陸です☺︎

私は出張で中標津空港へ行く用事があったので足を伸ばせましたが、正直アクセスはかなり大変で、日本100名城の中でも「アクセス最難関レベル」と言われる理由がよく分かりました(笑)

でも、大自然の中にひっそりと残されたチャシ跡は、景色を眺めているだけで遠い時代にタイムスリップしたような…そんな気分になれる場所。

“たどり着いた人だけが味わえる景色”がしっかり待っているので、ぜひチャレンジしてみてください(笑)

※以下の情報は2025年10月時点です。

根室半島チャシ跡群の基本情報

「日本100名城と続日本100名城に行こう」の本より

「チャシ」とはアイヌ語で”柵囲い・砦・聖域”などを意味する言葉。16~18世紀頃に築かれ、単なる城塞ではなく祭祀や集会の場としても使われた、アイヌ社会において重要な拠点だったと考えられています。

そんなチャシの跡地が北海道内には約500か所確認され、根室市内だけでも32か所。そのうち24か所が「根室半島チャシ跡群」として国指定史跡に登録されています。

根室市内のチャシ跡は、海底火山の噴火で生まれた険しい地形を活かし、オホーツク海を望む崖上に築かれています。半円形や方形の濠を巡らせた「面崖式」の構造が特徴で、濠を組み合わせた大規模なものが多いそうです。

現在は、ノツカマフ1号・2号チャシ跡とヲンネモトチャシ跡の2か所が見学可能です。

根室半島チャシ跡群
別名
城地種類山城
築城年代16〜18世紀
築城者
天守の現況・形態
住所ノツカマフ1号・2号チャシ跡:北海道根室市根室市牧の内130番地
ヲンネモトチャシ跡:北海道根室市温根元55番地1
入場料なし

交通アクセス

根室半島チャシ跡群は、周辺に駅やバス停がないため、公共交通機関だけで行くのはほぼ不可能に近いです!

私は飛行機とバス、観光タクシーを駆使して行ったので、そのルートをご紹介しますね。

根室半島チャシ跡群に一番近い空港は「中標津空港」。

私はまず、地元の空港から羽田空港を経由して、中標津空港に到着しました。

中標津空港から根室市までは、バスかレンタカーで向かうことができます。私は運転が苦手なのでバスを利用しましたが、このバスは”連絡バス兼路線バス”のため、飛行機の大幅な遅延には対応していません。

最終便でなければ次のバスを待てますが、最終便で遅れると根室市まで行けない可能性もあるので、バスを利用する場合は飛行機の時間に注意が必要です!

運転に自信がある人は、最初からレンタカーを利用なさるのが良いと思います(笑)

私が利用した便は定刻14:15到着予定のところ、まさかの15分遅延…!

バスに乗れるかハラハラしましたが、なんとか無事に乗車でき、約2時間かかって根室市に到着。到着した頃にはすっかり日が暮れていました。

翌日、見学が可能なチャシ跡である「ノツカマフ1号・2号チャシ跡」と「ヲンネモトチャシ跡」へ、事前に手配しておいた観光タクシーで向かいました。

観光タクシーは3時間貸し切りで22,400円。チャシ跡の他にも、花咲港・根室車石・根室市歴史と自然の資料館・金比羅神社・納沙布岬など、公共交通機関では行きにくいスポットを一気に回れました!

日本100名城のスタンプ場所

日本100名城のスタンプ場所は、以下の3箇所。

  • 根室市歴史と自然の資料館
  • JR根室駅前バスターミナル
  • 根室市北方領土資料館

JR根室駅前バスターミナル内にあるスタンプはこちら。けっこう豪華に飾ってあります!

ここには他のスタンプや「日本本土四極最東端出発・訪問・到達証明書」もありました!

私はチャシ跡の見学後に訪れた「根室市北方領土資料館」でスタンプを押すことに。

そうしたら観光タクシーの運転手さんが受付の方とお知り合いらしく、声をかけてくださると、あっという間にスタンプが登場。あまりの速さにビックリしました(笑)

そしてついに•••待望の日本100名城 No.1 のスタンプ、ゲットです!!

ずーーーーーーっと押したかったので、本当にテンション上がりました(笑)

御城印の販売場所

御城印は残念ながら制作されていませんでした(2025年10月時点)。

しかし、その代わりにオリジナルのハガキが無料で置かれていてゲット!

私はJR根室駅前バスターミナルでいただきました。

ノツカマフ1号・2号チャシ跡

見学可能な2つのチャシ跡のうち、最初に行ったのは「ノツカマフ1号・2号チャシ跡」。

ノツカマフ1号・2号チャシ跡は、ノツカマップ湾に突き出した岬の崖上にあります。根室駅からは車で約20分ほどです。

入口はこちら。駐車場や看板があるので、迷わず見つけられると思います。

それにしても、この入口は森に続く雰囲気がすごくて、まさに “冒険の始まり” って感じですよね(笑)

実は私、旅の間、熊が怖すぎてずっとビクビクしていたんです。そんな私を見て、運転手さんが「自分もついて行ってあげるから、行こう!」と声をかけてくださり…(笑)

その一言に背中を押されて、ようやく森の中へ踏み出すことができました(笑)

もうこの道なんて、ぎゃーぎゃー言いながら、駆け抜けましたよ(笑)

草原を約10分ほどひたすら歩くと、この1号と2号の分かれ道の看板があります。

お好きな方から行ってみてください!

ノツカマフ1号チャシ跡

ノツカマフ1号チャシ跡は、幅5m・深さ3mの半円形の壕が2つ連結しているそうです。

壕の内側には盛土がありましたが、中心部は平地でした。

崖上なので落ちそうで怖いですが、オホーツク海を一望できました!

またここノツカマップは、1778年にロシア商人のシャバーリンが来航して交易を申し出たなど、日露外交交渉の始まりの地だそうです。

ノツカマフ2号チャシ跡

ノツカマフ2号チャシ跡は、幅3m・深さ0.5mほどの半円形。壕がとても浅いため、未完成のチャシだった可能性があると考えられています。

こちらも中心部は平地。

草が綺麗に刈られていますね。

青い海がどこまでも続いていて圧倒されました。

ヲンネモトチャシ跡

お次は「ヲンネモトチャシ跡」。ノツカマフ1号・2号チャシ跡から車で約10分ほで到着。

このよく見た看板を自分の目で見るとは…なぞに感動しました(笑)

看板地点からチャシ跡までは220mです。

キツネに遭遇しながらも草原をひたすら歩き、年期が入った看板を発見。

ヲンネモトチャシ跡は、温根元湾の西側に突き出した岬の上に築かれたチャシで、盛土の上に2つの平坦面がつくられ、壕によって区画されているのが特徴だそうです。

周辺には、8〜9世紀のオホーツク文化の竪穴住居跡も残っており、この地域が古くから人々に利用されてきたことが分かります。

ノツカマフ1号・2号チャシ跡とは違い、自力では登りにくいため階段が設置されていました。

上に上がったら平地で、けっこう広かったです。

ここからの景色も素晴らしい!

この日は地元の運転手さん曰く、「めったにないほど視界が良い日」だったそうで、肉眼で遠くに島影が見えました!

地図で確認したところ、恐らく北方領土・歯舞群島の水晶島ではないかと思われます。根室市は霧が強いので肉眼では北方領土が見えない日も多いんだとか。ラッキーでした♪

場所を移動して、ヲンネモトチャシ跡を外側から見てみるとこんな感じ。

温根元漁港側から見たヲンネモトチャシ跡です。日本100名城の本に載っている写真のように撮ってみたかったのですが、敷地内は立ち入り禁止だったため、入口付近から撮影しました!

「お供え餅」のような形に見えるとのことですが、どうでしょうか(笑)

最後に

日本100名城の中でアクセス最難関レベルの「根室半島チャシ跡群」。

この日は天気にも恵まれ、チャシ跡から見渡す青い空と青い海は、思わず息をのむほどの美しさでした。

さらに、今回利用した観光タクシーの運転手さんがとても親切で、チャシ跡以外の名所にも案内してくださったうえ、地元ならではの詳しい説明までしてくださり、まるで専属の観光ガイドさんのようでした!

おまけに写真まで撮ってくださるという至れり尽くせりの対応で、おかげで本当に最高の時間になりました(笑)

初めての北海道最高でした!


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