【日本100名城No.70】岡山城の登城記録!スタンプや御城印の場所、見どころをご紹介

日本100名城

こんにちは〜みさきです。

2025年6月16日(月)に宇喜多秀家の烏城「岡山城」に行ってきました!

実は岡山城は2024年11月23日(土)にも行っており、私が日本100名城スタンプラリーを始めて、一番最初に押したお城です☺︎

当時はブログを書こうと思ってなかったので天守の写真しか撮っておらず、再訪問したわけですが、1回目では気づかなかった発見がたくさん!2回目でより深く岡山城を楽しめました♪

※以下の情報は2025年6月時点です。

岡山城の基本情報

岡山城付近の旭川の流域には岡山、石山、天神山という3つの丘があり、石山に居城を構えたのが宇喜多直家。その息子の宇喜多秀家が石山の城も取り込み、慶長2年(1597)に岡山という丘に岡山城を築城しました。

文献によると築城は豊臣秀吉の指導もあったと言われ、その証拠に天守の外壁は黒塗りの下見板で覆われていたり、金箔瓦が随所に用いられたりもしています。これらのことから「烏城(うじょう)」や「金烏城」という別名があるそうです。

また天守は望楼型五重六階ですが、天守台は不等辺五角形。これは丘の地盤によるからで、他には例がない岡山城の特徴となっています。

岡山城
別名烏城、金烏城
城地種類平山城
築城年代慶長2年(1597)
築城者宇喜多秀家
天守の現況・形態望楼型 五重六階 外装鉄筋コンクリート造(外観復元)
住所岡山県岡山市北区丸の内2-3-1
入場料大人400円、小中学生100円

交通アクセス

岡山駅からは徒歩で約30分。

歩けない距離でもないですが、気温も高かったので私は路面電車で向かいました。

路面電車だと「岡山駅前」で乗車し、3つ先の「城下」で下車します。

乗車時間は約10分、料金は120円。

路面電車が地元にないので、なんだか遊園地の乗り物に乗ったみたいで楽しかったです(笑)

あとは道なりに進んで「石山公園」という公園を突き抜けると、遠目に岡山城の天守が見えてきます。

上の写真で左手に写っている橋は1954 年に完成された「月見橋」。

岡山後楽園と岡山城を繋ぐ橋です。

日本100名城のスタンプ場所

日本100名城のスタンプは、岡山城天守内の入口付近に設置してあります。

料金窓口の向かい側にあるので、すぐに分かると思います。

記念すべき、私の第一号スタンプです☺︎

御城印の販売場所

御城印は、岡山城天守内の「金烏城商店」というショップで購入できます。

種類は何種類かあり、料金は300円〜。

私はこちらの「オシロボット御城印(300円)」を購入しました♪

櫓などが体の一部になっている面白いロボットです。

このロボットシリーズって前回行った時は、スタンプラリーデビュー戦だったので岡山城だけにあるかと思っていましたが、実は他の有名どころのお城でもやってるんですよね(笑)

現在は12つのお城が賛同していて、それぞれのオシロボット御城印が販売されているみたいです。

またオリジナルカードもあり、無料でいただけました♪

気になる方は、ぜひ公式HPをご覧ください☺︎

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岡山城|中の段

それでは岡山城の見どころをご紹介。本丸は高い順から「本段」「中の段」「下の段」の三段構成になっています。本来は表から行くのが正規ルートなのかもしれませんが、私は裏側(後楽園方面)から回ったのでその順でお伝えします!

廊下門

後楽園方面から岡山城に近づくと、どーんと天守が見えます。写真右側にひっそりとあるのが、本丸の裏手にある櫓門「廊下門」です。

廊下門の名前の由来は、門の上の上屋が本段(城主の住居)と中の段(政治の場)を結ぶ城主専用の廊下として使用されていたからだそうです。

また上屋には敵を迎え撃つ機能も備わっています。

月見櫓

廊下門を通り、中の段の隅にあるのが「月見櫓」。

池田忠雄が城主時代(元和年間〜寛永年間前半)に建てられたもので、現在は国指定重要文化財です。

月見櫓に接する石垣には、鉄砲が撃てる穴「銃眼石」があります。

綺麗に小さな穴がくり抜かれていますよね。

この銃眼石が見られるのは、他に徳川幕府の江戸城・大阪城・二条城のみらしいです。

表書院跡

中の段の中央には、かつて「表書院」という政治が行われていた御殿がありました。

大小60を越える様々な部屋があったそうで、再現した絵によるとこんな感じ。

なんとまあ、ぎゅうぎゅう!現在の広々とした空間からは想像もできないほど、建物が詰まっていてびっくりです(笑)

発掘調査で出土した建物の礎石などはそのまま地下に保存されており、地表には建物の位置や間取りが表示されています。

地面をよく見ると、台所や膳立ノ間など部屋の名前が書かれています。クローバー探しみたいでけっこうおもしろいので、ぜひ地面にも注目してみてください♪

また、かつて表書院の中庭にあった泉水も復元されていました。

築城時の石垣

さらに中の段には、地中から発掘された築城時の石垣が2箇所展示されています。

実際に掘り起こされた石垣を間近で見れるなんてすごいですよね。

大納戸櫓跡とその他の櫓跡

こちらは「大納戸櫓」の跡地。

大納戸櫓は三重四階建て、城内最大の櫓で宇喜多直家が整備した亀山城から移築したものだと伝えられいます。書類や道具類が保管されていたそうです。

また、他にも中の段には櫓跡がいくつもありました。数寄方櫓や多門櫓、伊部櫓などなど。

全ては紹介しきれないのでここでは割愛しますが、一つずつ丁寧に案内板があるので興味ある方はぜひ!

鉄門跡

南側にあり、中の段と下の段を行き来する時に通るのが「鉄門(くろがねもん)」。

木の部分を鉄板で覆っていたため、その名がついたそうです。

岡山城|下の段

供の腰掛

鉄門から下の段に降りてあるのが「供の腰掛」。

「供の腰掛」とは登城する藩士のお供の人が待機するための場所で、元々この位置にあったんだとか。

現在の建物は周辺の建物や古写真から想像して再現したもの。中は岡山城についての展示物が飾ってあり、当時のお供の人のように座って休憩することもできます。

岡山城|本段

不明門

さていよいよ、本段です。本段に上がる入り口にあるのが「不明門(あかずのもん)」。

なぜそんな名前がついたかと言うと、そもそも本段には限られた人しか入れない&城主は天守近くにある廊下門を通って行き来していたことから、この門は普段閉ざされていた=不明門(あかずのもん)らしいです。ネーミングセンスなかなか良いですね(笑)

不明門は明治時代に取り壊されたものの、昭和41年(1966)に再現されました。

ちなみに、下の段から見ると横顔はこんな感じ。

門の下の石垣は、関ヶ原の戦い後の小早川時代か、池田時代かに築かれたと推測されています。写真右側に接するのは宇喜多秀家時代の高石垣だそうです。

また石をよ〜く見ていたら、「+」の印を見つけました!

天守の礎石

不明門をくぐり、本段に上がるとあるのが「天守の礎石」。

天守焼失前の柱を支えていた礎石で、元通りに並んでいるそうです。

六十一雁木上門

お次は、お城の裏手に通じる門「六十一雁木上門」。

珍しい名前ですよね。雁木(がんぎ)とは階段を意味し、門に辿り着くまでに61段の階段があったことからその名がついたそうです。

瓦部分をよく見ると、桃を発見!ちょこんと乗っていて可愛いですね(笑)

天守

ラストは天守です。天守は昭和20年(1945)に戦災で焼失し、昭和41年(1966)に再建されました。

南側から見た天守

望楼型五重六階です。黒塗りの外壁や金箔瓦をあしらった外観は、まさに「烏城」や「金烏城」の別名がピッタリですね!

天守の左側についているのは塩蔵。元来は塩蔵正面の扉が天守への唯一の出入り口だったそうです。

また南側(天守の入り口側)から見ると、天守台や1階が不等辺五角形だとは分かりにくいですが、北側(裏側)からは折れ曲がっている角がよく分かります。

北側から見た天守

最上階で正方形になるまで各階の形が微妙に異なっているのもおもしろいです。

天守の入場料は大人400円、小中学生100円。

地下1階は塩蔵や展示、1階は体験・撮影コーナー、2階〜5階は岡山城についての展示、6階が最上階です。

6階の最上階では外には出られませんが、窓越しに景色を眺めることができます。

後楽園を上から見られたり、

金鯱瓦なども拝めます

またここの瓦にも金の桃がいました!

ちなみに天守内でちょうど「戦国宇喜多家」のNHK大河ドラマ実現に向けて著名活動をしていたんですが、宇喜多家の家来一覧に私の苗字と全く同じ方がいたので、著名してちゃっかり家臣団証をゲットしました♪

秋のライトアップ

前回11月に行った時は秋のライトアップをしており、とっっても幻想的でした!!

日中も天守前ではイベントをしていたので、イベント期間を狙って見に行くのもおすすめです☺︎

周辺おすすめスポット

烏城珈琲店

岡山城の周辺おすすめスポットは「烏城珈琲店」。城オタとして岡山城の別名を店名につけられたからには、行かないわけにいきませんよね(笑)

珈琲店とありますが、フードメニューも豊富で私は「チキン南蛮御膳(ドリンクセット1,300円)」を注文。

キュウリが入ったタルタルソースがとっても美味しくて、チキンとの相性抜群!

また家族が食べていた「岡山名物えびめし」や「昭和のプリン」も美味しかったので、ぜひ立ち寄ってみてください♪

最後に

不等辺五角形という珍しい形をもつ岡山城。

歴代城主たちの物語も合わせて一緒に見ると、より深く岡山城を楽しめます♪


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